平凡社 別冊太陽「川瀬敏郎 花に習う」 好評発売中








平凡社 別冊太陽「川瀬敏郎 花に習う」

2730円(税込)

なげいれは、型から解き放たれた「自由な花」。
花の心は、花が語りかけてくれる。
器が、呼ぶ花を教えてくれる。
花と器をどんな場においてみようか。
花に習い、器に習い、場に習う

−すべてがあなたの師匠である。

              川瀬敏郎


◆内容の紹介◆






1.花に習う

なげいれは、私の花。私の心と会話をしながらいける花。
たったひとつの花に、
心模様や自然観を託していける。
驚くほどたくさんの表情をもつ自然の中から、
どの花を選びどんな表情をとらえるか、
花に託すメッセージは、すなわち私の心のことづて。

(以下続く)  













2.器に習う

遥か昔に生まれた壷は、幾星霜を経てもなお、
生まれた時代の呼吸をしている。
その呼吸が、壷に合う花を教えてくれる。
現代の物作りから生まれた器もしかり。
作者の志を秘めた力のあるものは花を誘っていく。
暮らしの道具、信仰の器、自然の中にたたずむ造形・・・・。
なげいれの花をいける器に規範はない。

(以下続く)
 










3.場に習う

中世、室町時代に生まれた「場」の形、書院作り。
装飾的、かつ様式性の高い書院では、
大きな空間を引きたたせる
華やかな式正の「たてはな」があった。
桃山時代、利休が創造した
新たな茶の湯の空間は、侘びた草庵の形。
床の間が土間になって、花は
私の心を自由に表す「なげいれ」に変わった。

(以下続く)
 


茶の湯に習う「場」の精神 
対談:千 宗屋さん × 川瀬敏郎






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