日本人が一木一草一花をたて、いけ、入れてきた起源と |
歴史を辿りつつ、夏の涼花を室礼とともにご覧ください。 |
第一回 2023年 6月 24日(土)
第一部 ― たてはな、なげいれ、茶の湯の花 ―
軸 : 素瀧図 松村景文
軸 : 古代長刀鉾 浮田一葸
第二部 ― 京の夏座敷 涼花をいける ―
木槿(祇園守)
花: |
笹百合、松本仙翁、紫陽花、木槿、千手岩菲、樺太燕尾仙翁、沼虎ノ尾、庭梅の実、藤豆、浜茄子、苦苺、 |
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螢袋、柿蘭、鬼灯、豆朝顔、犬蓼、山芋の蔓、車葉白熊、桔梗、竹、立葵、白水引、葦、糸薄、他。 |
第二回 2023年 9月 30日(土)
日本人に古くから愛されてきた秋草の「風興の美」をいけ、「四季一生」と題した65点の花作品のスライドを見ていただきながら、日本の美の全容を解説します。 |
第一部 ― 秋草の 「風興の美を」 いける ―
同じ花を広口大籠に移しかえる
掛花の花を移しかえる
おわりに
花: |
晒菜升麻、雄山火口、深山鳥兜、藤袴、吾亦紅、白山菊、野紺菊、嫁菜、清澄白山菊、白花桜蓼、朮、仙翁花、 |
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山芍薬の実、桔梗、深山竜胆、萩、松、青柿、椿の実、姥百合の実、三葉木通、枯蓮、稲、苅安、薄、他。 |
第三回 2024年 1月 20日(土)
常磐の松をたて、依代(よりしろ)を起源とする「たてる」系譜の花と、「いれる」系譜の花の核心に位置するわび茶の湯の花との関わりを見ていきます。 |
第一部 「二代専好立花(寛永立花)」 と「侘び茶の湯の花」
掛軸:猿猴之図
伝 狩野元信 筆
掛軸:大徳寺 玉舟和尚 墨蹟
第二部 「立花(りっか)」 から「たてはな」へ
花: |
松、檜、白梅、紅梅、南天、柘植、息吹、枇杷の葉、栂、日陰の蔓、蝋梅、椿、水仙、藪柑子、蕗の薹、他。 |
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第四回 2024年 3月 9日(土)
冬から春へ。「一年の総括」とともに、春の花の「いのちの輝き」をいけます。 |
掛軸 : 扇面花下遊楽図
桃山時代
第一部
第二部
花: |
紅桃、椿各種、木五倍子、辛夷、椿の実、定家葛、桧、山柘植、山躑躅、息吹、菜の花、クリスマスローズ、林檎の母木、 |
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雪割一華、春蘭、牛皮消、蜂巣、瓦茸、山羊歯、竹の皮、姥百合の末枯、柏葉の末柘、ウッドローズ、月桃の実、笹、他。 |
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